COLUMN

2017.5.22 | ものづくりのはなし

ナラ、ホワイトオーク、レッドオークの違いって何?

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岐阜県山県市(旧高富町)にて、オンリーワンデザインのオーダーキッチン・オーダー家具の

デザイン、設計、製造、施工を行っているF-FURNITURE 藤岡木工所の広報・お客様担当をしている浅野です。

大型連休が過ぎ、過ごしやすい季節になりましたね。木々を彩る新緑のような爽やかな笑顔で

頑張りましょう!

 

今回は「木工あるある」のお話。

左からナラ、ホワイトオーク、レッドオーク。
この三種についてはお客様からご質問されることが多いんです。
なぜかというと…パッと見ほとんど同じに見える!違いがわからない!ということです。
色々調べてみると、この三種は植物学分類でみるとほぼ同じ。

ナラ)は、ブナ科 (Quercoideae) コナラ亜科 (Quercoideae) コナラ属 (Quercus) コナラ亜属 (subgenesis Quercus) のうち落葉性の広葉樹の総称。英語名はオーク (oak)。

ホワイトオーク (white oak) は、コナラ属(オーク)コナラ亜属コナラ節の落葉広葉樹の総称である。

レッドオーク (red oak) は、コナラ属(オーク)コナラ亜属 Lobatae 節の落葉広葉樹の総称である。

※Wikipedia参照

では三種何が違うのか?

一般的にはこんな感じに分類されています。


ナラ 主に北海道やロシアが産地である。

比較的寒い場所で育つため木目が細かく詰んでいる印象。


ホワイトオーク、レッドオーク 主に北米が産地。

赤味が強いのがレッドオーク。

黄味がかった方がホワイトオーク。

木目はよく似ている印象(自然のものなので大きく個体差がある。)

 

ざっくりいうと、目が細かく見えるのはナラ。荒く見えるのがオークという認識。

ただし、オークっぽいナラもあるし、ナラっぽいオークというものある。

 

と言いながらも、実際私たちでもこれはナラ?オーク?どっちだろ?っていうのはよくあります。感覚的に判断してることが多い気がしますね。

ちなみに、こちらはナチュラルテイストのオーク板目でつくったオーダーキッチン

そして、こちらはオーク柾目で大人のカジュアルなオーダーキッチン

同じオークでも板目と柾目では大きく印象が変わりますね。

分かりやすく言うと、国産のミカンアメリカ産のオレンジ

の違いみたいなものです(かえって分かり辛い)

小ぶりで甘みの強いミカンとミカンより大きくジューシーなオレンジ。

見た目も味も似てるけど、ちょっと違うみたいな、、、。

ナラでつくったキッチンや家具、ホワイトオーク、レッドオークでつくったキッチンや家具とでは微妙に雰囲気が違います。

その微妙な違いを感じ、伝えられるようになりたいなと感じました。

日々精進(文章力アップ)

F-FURNITURE (有)藤岡木工所
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